「実話に基づく韓国ドラマ『悪の心を読む者たち』

韓国ドラマ

1990年代に韓国で実際に起こった連続殺人事件と、初代プロファイラーたちの戦いを描いた衝撃的な作品です。このドラマは、韓国初のプロファイラー、クォン・イルヨンの経験を基にしたノンフィクション書籍を原作とし、犯罪者の心理を深く掘り下げるリアルな描写が視聴者の心をつかみました。本記事では、このドラマの魅力や実話との関係性に迫ります。

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あらすじ

韓国の犯罪心理学をテーマにしたサスペンスドラマです。物語は、1990年代の韓国を舞台に、連続殺人事件を捜査するプロファイラーたちの奮闘を描いています。

主人公 ソン・ハヨン(演:キム・ナムギル)は、韓国初のプロファイラーとして活躍する刑事です。犯罪者の心理を読み解く能力に長けており、冷静な判断力を持っています。しかし、彼の職務は精神的に厳しく、事件が進むにつれて自らの心の闇とも向き合うことになります。

物語は、連続殺人事件が発生し、警察が捜査を開始するところから始まります。捜査チームの一員であるソン・ハヨンは、事件の背後に潜む犯人の動機や心理を探るために、プロファイリング手法を駆使します。彼は、過去の事件から得られる知識をもとに、犯人像を構築し、捜査を進めていきます。

捜査が進む中、彼は同僚たちと共に様々な困難に直面します。捜査の過程で明らかになるのは、単なる犯罪者の心の闇だけでなく、社会全体が抱える問題や、被害者たちの悲劇的な背景です。ソン・ハヨンは、犯人を追いつめるだけでなく、被害者のために真実を明らかにしようと奮闘します。

プロファイラーとしての成長や仲間との絆、そして人間の心理の深淵を探求するドラマを展開し、視聴者に緊張感と感動を与えます。最終的には、犯人の正体が明らかになり、ソン・ハヨンがどのように事件を解決していくのかが描かれ、深い余韻を残すエンディングを迎えます。

キャスト

ソン・ハヨン(キム・ナムギル) プロファイラー(犯罪心理分析官)

韓国初のプロファイラーとして連続殺人事件の捜査に携わります。彼は冷静で寡黙な人物であり、犯罪者の心理を読み解くことに長けています。事件を通して、犯人の心に潜む闇を解明しながら、彼自身も精神的なプレッシャーに苦しむ姿が描かれています。ソン・ハヨンの人物像は、実際の韓国の初代プロファイラーであるクォン・イルヨンに基づいており、現実に行われたプロファイリング技術が彼の捜査に反映されています。

1990年3月13日(44歳) 身長184cm 1999年「学校」で俳優デビュー。「善徳女王」「赤と黒」「医心伝心~脈利あり!恋あり!~」

クク・ヨンス(演:チン・ソンギュ) 捜査チームのリーダー

ソン・ハヨンを支援する役割を果たす人物で、犯罪行動分析の分野で卓越した知識を持っています。冷静で知的な一面を持ちながらも、時に葛藤や悩みを抱えながら捜査に臨みます。彼のリーダーシップは、プロファイリングチーム全体をまとめる要となっており、科学的な分析に基づいたアプローチで犯人を追い詰めていきます。

1977年9月13日 47歳 身長177cm 「犯罪都市」「六龍が飛ぶ」「医心伝心~脈利あり!恋あり!~」など

ユン・テグ(演:キム・ソジン) 機動捜査隊チーム長

強い意志と判断力を持つ女性で、捜査の現場を統率する役割を担っています。彼女は冷静な判断力と卓越したリーダーシップを発揮し、捜査チームのメンバーと協力して事件を解決するために尽力します当初は」ヨハンとぶつかっていたものの徐々にヨハンを信頼し友好的な関係を築くようになっていきます。

1979年12月12日 44歳 「緊急事態宣言」「結婚契約」「闇の中を」

チョン・ウジュ(リョウン) : 新任の犯罪行動分析チーム統計分析官 

1998年 8月26日 身長181cm [デビュー]2017年SBSドラマ「愛の温度」

「コッソンビ」 「18アゲイン」「ドクター・プリズナー」

引用元:kdrama.fc2web.com

ホ・ギルピョ(キム・ウォネ): 機動捜査隊長

1969年5月21日生 身長174cm デビュー1991年ミュージカル「世間知らず

「貞淑なお仕事」「力強い女・カン・ナムスン」 「ホテルデルーナ」「花郎(ファラン)」

引用元:kdrama.fc2web.com

チェ・ユンジ (コン・ソンハ): ウジュの友人 ファクト・トゥディ記者

1992年4月16日 32歳 

「ドクタースランプ」 「今日もあなたに太陽を」

引用元:kdrama.fc2web.com

シン・ギホ (ハ・ドグォン): ファクト・トゥデイ局長

1977年3月3日 47歳 

「ペイントハウス」 「闇の中を」 「最後の皇后」 

引用元:kdrama.fc2web.com

韓国初のプロファイラー誕生と現在の状況

韓国で初めてプロファイラーが導入されたのは、1999年。当時、韓国社会は凶悪な連続殺人事件が増加しており、従来の捜査手法では犯人を捕まえるのが難しくなっていました。そこで、アメリカのFBIのプロファイリング手法を参考にして、韓国でもプロファイラー育成が開始。クォン・イルヨンがその第一人者であり、韓国警察のプロファイリング制度の確立に大きく貢献したそうです。

現在、韓国には約50人のプロファイラーがいるとされています。主に警察庁の「犯罪行動分析チーム」に所属しており、主に猟奇的な殺人事件や連続犯罪、性犯罪の捜査に携わっています。役割は、犯人の行動パターンや心理状態を分析し、捜査チームに具体的な手がかりを提供することです。また、容疑者の取り調べや被害者へのカウンセリングも行うことがあるようです。

プロファイラーの活動と事件解決の実績

韓国におけるプロファイラーの活動は、数々の大きな事件で成果を上げてきました。たとえば、2010年に発生した「華城連続殺人事件」では、プロファイラーの分析が重要な役割を果たしました。過去に解決されなかったこの事件が再捜査された際、プロファイラーによる犯人像の分析が、DNA鑑定と合わせて犯人逮捕に繋がりこれにより、約30年も未解決だった事件が最終的に解決したこともあったそうです。

プロファイラーの存在は、事件の解決だけでなく、未然に犯罪を防ぐための手がかりを得るためにも活用され、犯行予告や脅迫文などから犯人の動機や次の行動を予測し、捜査チームにアドバイスを提供しています。

日本のプロファイラーの現状

日本におけるプロファイラーの歴史は、アメリカや韓国に比べて導入が遅れたものの、徐々にその重要性が認識され、現在では特定の捜査において重要な役割を果たしているそうです。

日本では、主に警察庁内の「捜査支援分析センター」に所属し、重大事件の捜査支援を行っているそうです。このセンターは、犯罪行動分析を専門とし、事件の捜査過程でプロファイリング技術を活用。連続殺人や猟奇的な事件など、犯人の心理分析が必要とされるケースでプロファイラーが招集されることが多いそうです。

具体的な人数は公開されていませんが、プロファイリング技術は近年の重大犯罪捜査において少しずつ採用されるようになり、アメリカや韓国の事例を参考にして研修を行い、技術やノウハウを吸収しながら活動しているようです。

捜査する中で証拠や状況証拠に基づく物的証拠と言う事柄がやはり一番強くプロファイリングという心理分析手法がどの程度重視されるかの判断は中々難しいと思います。が、インターネット犯罪や国際的な組織犯罪など犯罪の手口も複雑化している現代。犯人の行動パターンを迅速に予測できるようにするためにプロファイラーの役割が重要になると思います。。今後も更なる人員確保と専門的な訓練を受ける機会を増やし、積極的により多くの捜査に加わり安心安全な日本になってもらいたいと心から願っています。

「悪の心を読む者たち」のシーズン2について

シーズン1は、視聴者からの反響が非常に多く、特にストーリーの緊迫感やキャスト陣の深み、演技のクオリティが評価され、多くのファンを獲得しました。また、視聴率も最終的に平均視聴率が約6%から8%の範囲で推移していたと報告されています。特にクライマックスのエピソードでは、視聴率が10%を超える瞬間もあり良好だったようです。

特にミステリーやサスペンスを好む視聴者から支持を受けこのような成功は、現在のところシーズン2ついての発表はありませんがシーズン2の可能性を高める要因は多く期待できるのではないでしょうか。

今後何かわかり次第報告したいと思っていますのでお待ちください。

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