映画の基本情報
- 原題:CONFESSION
- 制作年:2022年
- 制作国:韓国
- 内容時間(字幕版):106分
- ジャンル:サスペンス/ミステリー
- 配信情報:現在Amazonプライムで配信中
ネタバレ考察や見どころを詳しく解説!Amazonプライム配信中の話題作
映画『告白、あるいは完璧な弁護』は、密室で起きた殺人事件を巡る心理サスペンス映画です。IT企業の成功者であるユ・ミンホ(ソ・ジソブ)は、ある日、密室状態のホテルの一室で不倫相手のキム・セヒ(ナナ)が殺害された事件の容疑者として疑われてしまいます。
彼は自らの無実を証明しようと、勝訴率100%を誇る敏腕弁護士ヤン・シネ(キム・ユンジン)を雇います。しかし、シネが事件の真相を探るにつれて、次々と新たな事実が浮かび上がり私たちの視点も次第に揺さぶられていきます。
ソ・ジソブの悪役演技が最高


本作は、観客の視点を巧みに操作する心理サスペンスとして話題になっています。特に、中盤で「犯人が分かる」ことが逆に緊張感を高める要素になっています。犯人が判明してからの展開がよりスリリングで、とにかくユ・ミンホの行動一つ一つに恐怖を感じてしまいました。この独特な構成が、本作の大きな魅力の一つだと私は思いました。
ソ・ジソブといえば、これまでの作品から悪役のイメージが感じられなかったため本作ではまったく異なる冷徹な役柄に挑戦したジソブに驚かされました。あの切れ長の目で、魅力的な微笑を生み出して魅了させていたジソブですが、今回は完全に封印し感情を抑えた冷たい視線がより恐怖感を増幅させていました。

ユ・ミンホ(ソ・ジソブ)
IT企業の成功者。不倫相手殺害の容疑者として追い詰められる。

キム・セヒ(ナナ)
ミンホの不倫相手であり、殺人事件の被害者。

ヤン・シネ(キム・ユンジン)
無罪判決の実績が高い弁護士。ミンホの弁護を担当する。

ハン・ヨンソク(チェ・グァンイル)
事件に関わるキーパーソンであり、物語の鍵を握る人物。
ソ・ジソブの魅力は何といっても、あの目!韓国俳優、特に男優には切れ長の目を持つ人が多く、それが演技の深みを増していると常々思っています。
彼もまた、その鋭い目つきを活かし、多くの作品で観客の心を惹きつけています。


ソ・ジソブの役どころ:ユ・ミンホについて
ユ・ミンホは、成功したIT企業の社長であり、外見上は冷静で理知的な人物。しかし、物語が進むにつれて彼の内面の二面性が明らかになっていきます。
魅力はその冷徹さと二面性です。序盤で無実を訴える姿は、完全に被害者のように見えていました。しかし真相が徐々に明らかになるにつれ、彼の冷酷さがどんどん際立っていく過程がソ・ジソブの演技力で本作の見どころです。
まとめ


ラブコメ作品の代表作でもある「主君の太陽」や「私の恋したテリウス」ではその切れ長の目で微笑む姿が魅力的で、多くのファンの胸をキュン・キュンさせくれました。しかし本作ではその目がまったく違う印象を与え胸キュンどころか凍り付いてしまうほどの冷たい目線が印象的でした。
そのため、彼の真意を測ることができず不気味さが際立ち、特に悪役的な要素が明らかになってくる中盤以降は、その視線が更に冷たく(この演技はソ・ジソブにしかできない!)恐怖感をあおっていました。
そして終盤ではヤン・シネ(キム・ユンジン)が彼が犯人であると確信し家を出て車に戻るシーン。
ここで車がスリップして動かない(ドキドキが止まらない!)・・・。その間にユ・ミンホ(ソ・ジソブ)がヤン・シネ(キム・ユンジン)の正体を知ってしまう・・。ここがこど映画一番の恐怖のピークではなかったでしょうか。

この映画は単なるミステリーではなく、観客の感情を揺さぶる心理ドラマでもあります。途中で犯人が分かることで恐怖感が増し、ソ・ジソブの新たな一面を堪能できる一押し作品です。
この話題作がAmazonプライムで配信されている今、見ない理由はありません。ソ・ジソブの圧倒的な演技力と、スリリングなストーリー展開をぜひ体験してください。
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