済州島で撮影された韓ドラ・映画ロケ地を訪ねよう
韓国ドラマの魅力は、ストーリーや俳優の演技だけではありません。その美しいロケ地も、視聴者を惹きつける大きな要素の一つです。
済州 (チェジュ) 島の独特な火山地形と魅力的な自然のおかげで、済州島は数多くのテレビ番組、映画、コマーシャル、その他のメディアで取り上げられています。岩だらけの海岸に打ち寄せる澄んだ波、白い風車、茅葺き屋根と伝統的な庭園のある石塀の宿泊施設、島の文化を再現した民俗村、島の石を活かした石の迷路などの風景であふれる済州島は、他の場所では見ることのできない景色の宝庫です。
新昌風車海岸道路 風車と透明な海が出会う海岸道路
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新昌風車海岸道路(신창 풍차 해안도로)は、済州島の美しい西海岸に位置し、海沿いの風車が並ぶ風景が特徴的なロケ地です。このエリアは韓国ドラマや映画のロケーションとしても注目されており、特に感動的なシーンやロマンチックなシーンの撮影に適した場所として知られています。実際、この場所は『シークレット ガーデン』などの人気テレビドラマや数え切れないほどのコマーシャルの撮影場所として使用されてきました。
「愛の不時着」 (2019年)
新昌風車海岸道路は、ユン・セリ(ソン・イェジン)が北朝鮮から韓国に戻り、感情を整理するシーンに使用されました。海沿いの広がる風景と風車が、彼女の心情を象徴的に表現しています。
青い海の伝説」 (2016年)
このドラマでは、人魚シムチョン(チョン・ジヒョン)が人間界に適応しようとするシーンの背景として新昌風車海岸道路が登場。自然の美しさが、幻想的な雰囲気を高めています。
3. 「トッケビ」 (2016年)
ゴブリンとウンタクのロマンチックな散歩シーンで新昌風車海岸道路が使われました。特に夕日の時間帯の撮影は、視聴者に強い印象を与えました。
その他の作品
- 「私の解放日誌」: 主人公が自由を求めて遠くを見る場面で、風車と海が背景に描かれています。
- バラエティ番組や映画: 風車と広がる空が、多くの映像作品で印象的に利用されています。
所在地 : 1323, Sinchang-ri, Hangyeong-myeon, Jeju-si, Jeju-do, Republic of Korea
営業時間 : 24 時間年中無休
ザ シーズ ホテル & リゾート 伝統美と現代的な感性が融合したガーデンリゾート
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ザ シーズ ホテル & リゾートは、伝統美と現代的な感性が融合した雰囲気と離れのリゾートヴィラの客室が有名なリゾートです。客室は 7 タイプあり、石垣、茅葺屋根、庭園、池、露天風呂などを備えた、海を望む伝統的な客室もあります。リゾート全体が庭園のようになっており、どこからでも素晴らしい景色が楽しめます。実際、このリゾートの景色は非常に評判で、『シークレット ガーデン』、『プリンセス アワーズ』、『ごめん、愛してる』など、数々の有名なテレビドラマのロケ地になっているほどです。
1. 「青い海の伝説」 (2016年)
このドラマでは、美しいリゾートホテルの一部シーンが撮影されました。特に、主人公たちがリラックスした時間を過ごす場面で、ホテルのロマンチックな雰囲気が描かれています。
2. 「ザ・キング: 永遠の君主」 (2020年)
このドラマでは、豪華なホテルの背景が重要な舞台として使用されています。済州島の自然と調和した美しい景観が、物語のファンタジックな雰囲気を高める役割を果たしました。
3. 「プライベート・ライフ」 (2020年)
「プライベート・ライフ」では、主人公たちが滞在するシーンに使用され、ホテルの高級感と快適さが視聴者に印象的なシーンを提供しました。
所在地 : 198, Jungmungwangwang-ro, Seogwipo-si, Jeju-do, Republic of Korea
営業時間 : 24 時間年中無休
電話番号 : +82 (0)64-735-3000
済州民族村 済州民俗村で済州の文化を体験する
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済州 (チェジュ) 民俗村は、済州島の伝統文化が今も残っている村で、済州島で最も済州らしい場所でもあります。この広大な敷地には、かつて済州島の人々が住んでいた 100 軒近くの伝統的な家屋が点在しています。
「大長今(宮廷女官チャングムの誓い)」 (2003年)
済州民族村は、主人公チャングム(イ・ヨンエ)が流刑にされる済州島の舞台として登場しました。特に、済州島での生活や薬草探しのシーンが撮影され、村の自然と伝統家屋が重要な背景となりました。
2. 「朱蒙(チュモン)」 (2006年)
歴史ドラマ『朱蒙』でも、済州民族村の伝統的な建物や景観が使用され、古代の村の雰囲気をリアルに再現しました。
3. 「イ・サン」 (2007年)
済州民族村は、宮廷を離れたシーンや庶民の生活を描く場面に利用されました。ドラマの中で再現された朝鮮時代の雰囲気が村の雰囲気とマッチしています。
4. 「済衆院(チェジュンウォン)」 (2010年)
医療をテーマにしたこのドラマでは、済州民族村が伝統的な村の生活シーンに使われ、19世紀末の韓国の様子を忠実に描き出しています。
5. 「馬医」 (2012年)
済州民族村は、地方の医療活動を描く場面で使用され、医師たちが村人を助ける感動的なシーンが印象的です。
その他の使用例
- 映画やバラエティ番組でも、済州民族村は韓国の伝統文化を紹介する場面でよく使用されます。
- 旅行関連の番組やCMの撮影にも頻繁に登場します。
所在地 : 631-34, Minsokhaean-ro, Pyoseon-myeon, Seogwipo-si, Jeju-do, Republic of Korea
営業時間 : 毎日 : 8:30 – 18:00
電話番号 : +82 (0)64-787-4501
メイズランド 神秘的なトルハルバンをイメージして作られた石の迷路
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『青い海の伝説』のファンであれば、メイズランドを見ればすぐにそれとわかるはずです。済州の三多である「風」、「石」、「女性」にちなんで石だけで作られ、一度見たら忘れられないユニークな迷路となっています。パランミロ (風の迷路) には 2,709 本のクロベの木が生い茂り、迷路は森のさわやかな香りで満ちています。ヨジャミロ (女性の迷路) には、冬に真っ赤に咲く椿やレイランドヒノキの木が植えられています。トルミロ (玄武岩の迷路) は済州島の象徴的なトルハルバン (守護石の彫刻) の形になっていて、その神秘的な雰囲気が特徴的です。
1. 「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」 (2016年)
メイズランドの神秘的な雰囲気が、ゴブリン(コン・ユ)とウンタク(キム・ゴウン)が交流するシーンに使われました。特に、迷路のシーンは運命や人生の迷宮を象徴的に表現しているといわれています。
2. 「青春の記録」 (2020年)
パク・ボゴムが主演を務めたこのドラマでは、主人公たちがメイズランドを訪れるシーンが登場します。迷路の中を進む姿が、彼らの人生の象徴として描かれています。
3. 「無法弁護士」 (2018年)
主人公たちが追跡劇を繰り広げるシーンでメイズランドが利用され、緊張感のある展開が魅力的に演出されました。
4. バラエティ番組
メイズランドは「ランニングマン」や「1泊2日」といった人気バラエティ番組のロケ地としても頻繁に登場しています。迷路を使ったゲームやチャレンジシーンが視聴者を楽しませました。
所在地 : 2134-47, Bijarim-ro, Gujwa-eup, Jeju-si, Jeju-do, Republic of Korea
営業時間 : 毎日 : 9:00 – 18:00
電話番号 : +82 (0)64-784-3838
テディベアミュージアム 家族や恋人同士で訪れたいロケ地
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このミュージアムは『イタズラな Kiss〜Playful Kiss』にも登場しています。ファンの人は、ドラマに登場するテディベアを見つけて、懐かしい思い出をたどることができます。ドラマを見たことがない人も、様々な種類のテディベアが展示されており、可愛らしいクマのぬいぐるみをテーマにした美術館や施設が楽しめます。
1. 「彼女はキレイだった」 (2015年)
済州島のテディベアミュージアムは、ドラマの中でヒロイン(ファン・ジョンウム)が訪れる観光地として登場します。ここでのシーンは、カラフルでかわいらしい雰囲気が物語に和やかなアクセントを加える場面となっています。
2. 「ボイス」 (2017年)
犯罪捜査をテーマにしたこのドラマでも、テディベアミュージアムが背景として使用されています。怖いシーンの一部で、予想外の場所として訪れるテディベアの展示が不気味さを増す効果的な演出として登場しました。
3. 「運命のように君を愛してる」 (2014年)
済州島を舞台にしたこのドラマでは、テディベアミュージアムが観光地として描かれ、主人公たちの思い出の場所としてロマンチックなシーンが展開されました。
所在地 : 31, Jungmungwangwang-ro 110beon-gil, Seogwipo-si, Jeju-do, Republic of Korea
営業時間 : 毎日 : 9:00 – 18:00
電話番号 : +82 (0)64-738-7600
漢拏山 (ハルラサン) 千の顔を持つ神秘的な火山
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古くからの韓国ドラマのファンなら、『私の名前はキム サムスン』で主人公が新たなスタートを切る決意をした山として見覚えがあるでしょう。この山は、済州島の象徴的な存在であり、自然愛好者や登山者にとって人気のスポットです。壮大な景観と自然美から、多くの韓国ドラマや映画のロケ地として使用されてきました。以下は、ハルラサンをロケ地として使用した代表的な韓国ドラマや映像作品です。
1. 「雪の女王」 (2006年)
このドラマの中で、ハルラサンは重要なロケ地として登場しました。特に主人公たちが心の葛藤や過去を乗り越えるシーンで、ハルラサンの厳しい自然が彼らの内面的な成長を象徴する背景として使われました。山の頂上からの美しい眺めがドラマの感動的な場面を一層引き立てています。
2. 「ホテルデルーナ」 (2019年)
このファンタジードラマの中で、ハルラサンは神秘的なシーンの背景として使われました。ドラマの登場人物が山を登り、自然と向き合う場面があり、特にその壮大な風景が物語に幻想的な雰囲気を与えています。
3. 「また、オ・ヘヨン」 (2016年)
ハルラサンは、ドラマ内で自然の中で心を通わせる重要な場所として登場します。主人公たちがこの山を訪れるシーンでは、山の静けさや美しさが、彼らの感情の変化を反映させる重要な背景となりました。
4. 「千秋太后」 (2009年)
歴史ドラマ『千秋太后』では、ハルラサンが古代韓国の王朝時代を再現するための舞台として利用されました。山の険しい地形や景観は、ドラマのストーリーに力強い印象を与えるために活用されました。
5. 映画「オアシス」 (2002年)
映画『オアシス』では、ハルラサンが主人公の心の旅路を象徴する場所として描かれています。特に、自然と向き合いながら成長するキャラクターの感情の変化に山の壮大な景観が重要な役割を果たしました。
所在地 : Odeung-dong, Jeju-si, Jeju-do, Republic of Korea
涉地可支 (ソプチコジ)灯台 韓国メディアにとってなくてはならないのどかなロケ地
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テレビドラマ『オールイン 運命の愛』のロケ地として有名です。この灯台は、青い海と断崖絶壁が織りなす美しい景観を背景に立っており、訪れる人々に壮大な海の景色を提供します。済州島の南部に位置し、韓国の観光名所としても非常に人気があります。海の端まで続くウォーキングコースが張り巡らされているため、素晴らしい海の景色を簡単に見に行くことができます。つまり、お気に入りのドラマや映画のロケ地を間近で見ることができます。
1. 「私の名前はキム・サムスン」 (2005年)
この人気ドラマでは、ソプチコジ灯台がロマンチックなシーンの背景として登場します。特に、主人公たちの心の葛藤を描く重要なシーンで、灯台周辺の美しい景色が強調され、物語に感動的なアクセントを加えました。
2. 「春のワルツ」 (2006年)
「春のワルツ」では、ソプチコジ灯台がドラマのロマンチックな舞台として使用されています。湖と海が交差する美しい景観が、物語の情感を深め、登場人物たちの思いを象徴的に表現しています。特に、灯台周辺の景色が感動的なシーンにふさわしい背景として描かれました。
3. 「恋愛の味」 (2011年)
ソプチコジ灯台はこのドラマでも重要なロケ地となり、主人公たちが心の距離を縮めるシーンで利用されています。灯台の明かりがドラマの感動的なシーンに深みを与え、海辺の風景とともに登場人物たちの感情が表現されています。
4. 映画「永遠の片思い」 (2004年)
この映画では、ソプチコジ灯台が物語のクライマックスにおける重要な舞台として登場します。灯台の光が暗闇の中で希望や愛を象徴するシーンとして使われ、印象的な映像が展開されました。
所在地 : Goseong-ri, Seongan-eup, Seogwipo-si, Jeju-do, Republic of Korea
ボムナル カフェ 春の暖かさを感じる海辺のカフェ
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ボムナル カフェは、済州 (チェジュ) 島に新しい居場所を見つけようと決心した若いカップルを描いたテレビドラマ『幸せのレシピ』で有名になりました。冷たい海風に吹かれる美しい景色を眺めながら温かいお茶を楽しめる場所です。
1. 「冬のソナタ」 (2002年)
「冬のソナタ」は、韓国ドラマの中で最も有名な作品の一つで、済州島のボムナルカフェもロケ地として使用されました。特に、主人公たちが再会するシーンや、感動的なシーンの一部がこのカフェで撮影されています。カフェの周りの美しい自然とともに、ドラマのロマンチックなムードが強調され、視聴者に印象的な場面を提供しました。
2. 「風の絵師」 (2008年)
「風の絵師」でもボムナルカフェは登場し、ドラマの中で重要なロケ地の一つとなりました。物語の重要なシーンで、カフェの静かな雰囲気が登場人物の感情の変化を反映させる役割を果たしました。カフェからの海の眺めが物語に幻想的な背景を提供し、観光地としても注目を集めました。
3. 「君がいる街」 (2016年)
「君がいる街」では、ボムナルカフェがロマンチックなシーンで使用され、主人公たちが海を眺めながら語り合うシーンに登場します。カフェの美しい景観が、登場人物たちの心の距離を縮める重要な舞台として描かれました。
所在地 : 25, Aewol-ro 1-gil, Aewol-eup, Jeju-si, Jeju-do, Republic of Korea
営業時間 : 毎日 : 9:00 – 21:30
カフェ ココメア 暖かくて快適なミートパイのお店
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カフェ ココメアは、テレビドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』のロケ地です。済州 (チェジュ) 島西部の板浦里 (パンポリ) にあるこの暖かく快適なカフェでは、おいしいミートパイとコーヒーを楽しめます。板浦里に到着すると、カフェ ココメアに続くのどかな田舎道が見えます。都会の喧騒から離れてリフレッシュするのにぴったりです。かわいい鳥の看板が目印です。
1. 「彼女の私生活」 (2019年)
「彼女の私生活」は、カフェ ココメアが登場する韓国ドラマの一つで、ドラマの中で重要なシーンが撮影されました。特に主人公たちが心の距離を縮めるシーンで、カフェの美しい景色がドラマのロマンチックなムードを強調する背景として使用されました。
2. 「花より男子」 (2009年)
「花より男子」の一部シーンでも、カフェ ココメアがロケ地として登場しました。特に、海辺の静かな雰囲気がドラマの中で感動的な瞬間を引き立て、カフェの魅力的な景色が印象に残ります。
所在地 : 31, Panpojung-gil, Hangyeong-myeon, Jeju-si, Jeju-do, Republic of Korea
営業時間 : 木 ~ 火 : 12:00 – 18:00 (定休日 : 水)
電話番号 : +82 (0)507-1361-0160
他にもこんな韓国ドラマもロケ地で使用
- 『京城クリーチャー』シーズン2:物語のクライマックスシーンでは、済州島の壮大な火山地帯や美しい海岸線が背景に描かれ、視聴者を圧倒しました。また、主人公たちが隠れ家として使用する伝統的な民家「オルレ」は、多くのファンが訪れるロケ地となっています。
- 『私たちのブルース』: 済州島を舞台にしたヒューマンドラマで、イ・ビョンホンやシン・ミナが出演。
- 『アイランド』: 済州島の薬泉寺などで撮影されたミステリー・ホラー。
- 『幸せのレシピ~愛言葉は メンドロントット』: 済州島でレストランを営む若者たちのヒーリングコメディ。
- 『美しき人生』: 済州島を舞台にした大家族のヒューマンロマンス。
まとめ
済州島は、その美しい自然と独特の雰囲気が多くの韓国ドラマや映画の舞台となり、ファンにとって夢のような観光地です。この記事でご紹介したロケ地を巡ることで、作品の感動を直接体験し、俳優たちが歩いた同じ場所に立つ特別な時間を味わえます。済州島を訪れる際は、ぜひこれらのロケ地を旅の計画に加えて、ドラマの世界に浸りながら心に残る思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
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