『隠し味にはロマンス』第3話あらすじ・感想

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対立から共闘へ…ボムとヨンジュ、絆の始まり

第3話では、カン・ハヌル演じるハン・ボムと、コ・ミンシ演じるモ・ヨンジュの関係性が大きく動き始めます。
互いにプライドの高いふたりが、料理とトラブルを通して、少しずつ心を通わせ始める回となりました。

🍱 牛肉の松風焼きと“レシピ争奪戦”

料理に対する執着心を隠さないボムは、ヨンジュの代表料理「牛肉の松風焼き」に強い興味を示します。
このレシピこそ、レストランの三ツ星を狙うための鍵になると確信したボムは、あの手この手で味の再現を試みます。

⚔ もやしクッパ店の跡取り・チュンスンの逆襲

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一方、「ジョンジェ」で新たに働き始めたミョンスクに対して、元の職場であるクッパ屋の跡継ぎシン・チュンスン(ユ・スビン)が怒り心頭。
彼の嫌がらせにより、ジョンジェには次々とトラブルが襲いかかります。

最初はボムとヨンジュ、それぞれが独自に対処しようとしますが、やがて力を合わせて対抗することに。

そして何より面白いのは、お互いが“同じような手口”で応戦し合う応酬シーン
どっちもどっちのやり合いに思わずクスッとさせられつつも、
クッパ御曹司・チュンスンを演じるユ・スビンの絶妙な演技が光ります。
嫌味なのにどこか憎めない、“韓ドラ的”お騒がせキャラとして最高の味を出していました。

🔥 店の存続を揺るがす“火事”という危機

嫌がらせの応酬がついにエスカレートし、「ジョンジェ」で火事が発生
ヨンジュが大切にしてきたレストランが炎に包まれる衝撃の展開は、視聴者の胸にも深く焼き付きます。

火事の現場に居合わせたチュンスン(ユ・スビン)は、
「自分のせいで火事が起きたのでは」と強い罪悪感を抱きます。
それを察したハン・ボム(カン・ハヌル)は、「このままでは警察に通報する」と告げ、チュンスンを追い詰めます。

チュンスンは、通報だけは避けたいと懇願し、
「店の修復費を自分が弁償する」と申し出ますが、提示した金額があまりにも少額で、
ボムやヨンジュをはじめその場にいた全員があきれる結果に。

そこでヨンジュ(コ・ミンシ)が条件を提示します。
「3日以内にお店を元の状態に戻せるなら、通報は保留する」――
チュンスンは逃げ場を失い、こうして半ば強制的にジョンジェの修復作業に参加することとなりました。

償いのためというよりは、通報回避のための行動。
それでも、チュンスンが本気で動き始めることで、少しずつ周囲との空気が変わり始めていきます。

そして現時点では、この火事の“本当の原因”は誰も知らないまま。
一件落着に見える裏で、物語は静かに次の局面へと進み始めています。

👉 そしてこの一件をきっかけに、チュンスンとハン・ボムたち「ジョンジェ」メンバーとの関係性も、
敵対から信頼へと少しずつ変化し始めていくのです。

🤝 みそ玉づくりが繋いだ“心の距離”

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火事の後始末や再建に向けて動き出した2人は、「みそ玉作業」を通じて共同作業を始めます。
味噌づくりの丁寧な工程と、黙々と手を動かす時間が、ボムとヨンジュの間の緊張をゆるやかに溶かしていきました。

⚽ 再び現れたサッカー会メンバーと高まるチーム力

団体予約でやってきたサッカー会の常連客たちに対応する中で、
ボム・ヨンジュ・ミョンスクの3人が、まるで本当の仲間のように息の合った連携を見せ始めます。
最初はバラバラだったメンバーが、少しずつ“ジョンジェというチーム”としてまとまり始めている様子が印象的です。

そんな矢先、お店の再建には500万ウォンもの費用が必要だと告げられ、皆は一気に落胆。
途方に暮れる中、「賞金500万ウォン」と大きく書かれたキッチンカー対抗戦のチラシが目に留まります。

ただし、受付締切まで残りわずか。
あきらめムードが漂う中、シン・チュンスンがひと言――

「間に合う!」

その一声で事態は一変。
ハン・ボムは、チュンスンのバイクにまたがり、猛スピードで会場へ向かうバタバタの展開に!
このテンポの良いコンビ劇は、第3話の中でもとびきりコミカルで爽快な名シーン。
ギリギリのタイミングで受付に滑り込み、思わず拍手したくなるような“青春ドラマ的瞬間”となりました。

笑いあり、焦りあり、そしてちょっぴり感動もある――
この“キッチンカー爆走シーン”こそ、第3話の一番の見どころかもしれません。

🧾 第3話まとめ|敵が仲間に。そして“水ジャージャー”の魅力に釘付け

第3話では、これまで対立していた**クッパ御曹司・シン・チュンスン(ユ・スビン)**が、
さまざまな出来事を経て「ジョンジェ」のメンバーとして加わっていく兆しが見え始めました。
嫌味な存在だった彼が、ボムやヨンジュと共に汗を流し始める姿には、ちょっと胸をくすぐられますよね。

そして忘れてはならないのが、モ・ヨンジュ(コ・ミンシ)による“間食タイム”の料理シーン
キッチンカー出場を前に、必死に頑張る仲間たちに向けて、そっと振る舞われたのは――

「ムル・ジャージャー(水ジャージャー)」

名前を聞いたことがない方も多いと思いますが、これはジャージャー麺に冷たいスープをかけて食べる韓国式のアレンジ麺
黒味噌のコクとひんやりした出汁が合わさり、夏にぴったりのさっぱりメニューです。

ヨンジュの優しさが詰まったこの一品は、味はもちろん、ドラマの空気までもまろやかにしてくれました。

「料理は、心をつなぐ。」

そんな言葉がぴったりと当てはまるような、料理×人間関係の交差点が描かれた第3話でした。

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