ヨムファ(チュ・ジャヒョン)の謎とソンアの“人間お札”作戦
新たな謎と緊張感が加わり、物語が大きく動き始めた『巫女と彦星』第3話。
注目すべきは、美しくも謎めいた幽霊巫女・**ヨムファ(チュ・ジャヒョン)**の本格登場です。
彼女は、神母(キム・ミギョン)の元で修行していた元・有名な巫女。
しかし、生き残るために“幽霊になる”という過酷な選択をしたという、他のキャラクターにはない異質な背景を持っています。
SNSのインフルエンサーのような完璧な美貌と、心に深く刻まれた傷跡。
復讐心を胸に秘めながら、主人公たちにとって最大の壁となって立ちはだかる――そんなヨムファの登場により、物語は一気に深みを増していきます。

◆ 第3話あらすじ
◆ 愛する祖母との別れ――「ひとりじゃないよ」と言ってくれる人が欲しかった
ギョヌのたったひとりの心の拠り所だった祖母が、静かに息を引き取ります。
生まれながらに「死の運命」を背負わされ、家族にすら疎まれてきた彼にとって、祖母は唯一の“味方”でした。
悲しみに押しつぶされそうな彼のもとに、ソンアが駆けつけます。その姿はまるで、闇の中に差し込む光のようで…。
◆ ソンアの「人間お札」作戦、始動!
ギョヌを死から守りたい――その想いから、ソンアは大胆にも自らを「お札」として貼りつける作戦を決行します。
手を握り、腕を組み、そばを離れず…スキンシップによって邪悪な霊を退けようとするこの行動は、ちょっとコミカルで、でも本気で、見ているこちらもドキドキさせられるシーンばかり。
ぎこちないながらも、ソンアの真っすぐな気持ちに少しずつ心を開いていくギョヌの表情に、胸がじんわり温かくなります。

◆ ジホのやさしさに、友情以上の何かを感じる
もう一人の守護者・ジホも、ギョヌを支えます。
葬儀場で心無い言葉を投げつけられたギョヌに対し、毅然と立ち向かうジホの姿は、友達以上に特別な想いを感じさせる瞬間も。
彼のまなざしの奥にある“言葉にできない感情”は、今後の伏線になるかもしれません。
◆ 再び弓を引くギョヌ――過去と向き合う決意

アーチェリー部の練習場に戻ってきたギョヌ。
放火事件の噂、誰にも語れなかった過去。そして、ソンアとの出会いが、彼をまた一歩前に進ませたのです。
この瞬間のギョヌは、まだ傷だらけだけど、確かに変わろうとしています。
◆ キャラクターたちの“傷”が少しずつ見えてくる
物語が進むにつれ、それぞれの登場人物たちの背負ってきた痛みや秘密が明かされ始めます。
- ギョヌ:幼い頃からの孤独、「死の星のもとに生まれた子」と呼ばれた宿命、そして消えないトラウマ。
- ソンア:高校生でありながら夜は巫女。人には見えない存在と共に生きる孤独と恐れ。
- ジホ:多くは語られないけれど、ギョヌに向ける目は、友情だけではない深い感情を感じさせます。
◆ 第3話は“守りたい”という気持ちが交差 切なくも優しい物語

ソンアがギョヌに触れるたび、霊を追い払う以上に、“孤独”を溶かしていくように感じられました。
“救済ロマンス”と呼ばれるこのドラマは、ただのファンタジーではありません。
心の奥にある痛みや寂しさを、優しい関係性で包み込んでいく――そんな癒しの力を秘めた作品です。
第3話は、その魅力がいよいよ本格的に動き出した、まさに“転機”の回。
これから2人の運命がどう交わっていくのか、ますます目が離せません。
💬 ライター後記
正直、今回のエピソードは涙がこぼれそうになる場面が何度もありました。
「人間お札」なんてちょっと笑ってしまいそうなネーミングだけど、ソンアの真剣さと優しさに何度も胸を打たれました。
ギョヌが少しだけ笑顔を見せたとき、画面越しにこちらまで救われた気がします。
次回も、誰かを想う気持ちが未来を変えると信じて、そっと見守っていきたいです。
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